導入時だけでなく運用に掛かるコストにも目を向けよう
インシデント管理ツールは、社内のシステム運用にかかわる問題解決に不可欠なものとして注目が集まっており、幅広い業種の企業内で採用されるようになっています。そうした状況の中で、できるだけ使い勝手が良いツールを取り入れたい場合には、導入時だけでなく運用に掛かるコストについても比較をしながら、自社の目的に合うものを選択することが肝心です。低コストで導入や運用が可能なツールの魅力については、ITやビジネスに関連する情報誌やポータルサイトなど色々なメディアで紹介されることがあります。そこで、最小限のコストで使い続けることができるツールについて調べるために、社内で担当者同士が打ち合わせをしながら、時間を掛けて対応することが重要となります。なお、リーズナブルなツールの中には、機能面で不足があるものや、操作が難しいものもあるため、妥協することなくいくつかのツールの特徴を知ることが大切です。
実績がある技術者にフォローをしてもらえるか調べよう
インシデント管理ツールの開発を外部の業者に依頼する際は、契約前に実績がある技術者に長期的にフォローをしてもらえるかどうか確認をとることが大切です。国内外のIT関係の業者の中には、顧客サポートを強化するため、いつでも担当の技術者に相談ができる体制を整えたり、24時間体制でオンラインサポートを行ったりしているところも少なくありません。そのため、ツールの導入について少しでも不安がある場合には、じっくりと評判が良い業者のサポートの良し悪しについて比較をしたり、同業他社のツールの導入事例を参考程度にチェックしたりするのが有効です。その他、それぞれの業者に在籍する技術者のスキルや経験などによって、サポート対応に大きなばらつきが出ることもあるため、早めに複数の業者の公式サイトやカタログを使って情報収集することが大事です。
無駄な費用が掛からないツールを優先的に選ぼう
インシデント管理ツールの導入に向けて、将来にわたって無駄な費用が掛からないツールを優先的に選択することがとても大切です。法人向けに開発されたツールの中には、長く同じツールを使用する場合にも一切の維持費用が発生しないものも珍しくありません。そのため、自社内で様々な部署にアンケートやヒアリングを行って、国内外の企業が扱う人気の高いいくつかのツールの料金体系を比較しながら、社内で役立つものを採用することが重要です。
